神仏とともに過ごす旅 | 玉造温泉・出雲神々縁結びの宿「紺家」

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島根 出雲・玉造温泉の旅館「紺家」がお届けする、季節のお便りです。
紺家の日常や、玉造温泉や出雲周辺の催し情報などをお届けします。

カテゴリー別アーカイブ: 神仏とともに過ごす旅

どんな紅葉狩りが一番楽しいですか?「鰐淵寺の紅葉」

先々週、鰐淵寺へ紅葉を見に行ってきました。
雲一つない晴天の朝。早く着けたのはいいのですが、境内に上がってみるとなんとも中途半端な紅葉…。大きなカメラを持ったおじさん達がなにかブツブツ言ってます。
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石段を上がろうとすると、
おじさんA「駄目だね?」
わたし  「ほんとですね、下の方はもう散ってますね」
おじさんA「今年はなんだかおかしいよ。もっとさー本当は迫力があるんだよなー。上がってごらん、何本かはあるよ」
わたし  「そうですか、行って見ますね」
20101130_0060.JPG
わたし  「どうですか?」
おじさんB「この木ぐらいだよ。赤々としてるのは」
わたし  「いやーきれいですね。太陽待ちですか?」
おじさんB「そうそう、もう少し光があがるといい感じなんだよね」
20101130_0083.JPG
また上がったところで、
おじさんC 「なんだか中途半端だよねー」
わたし   「まだ緑のところがありますね」
おじさんC 「そうそう、でもさ枯れてるところもあるんだよ」
わたし   「なんでしょうね」
おじさんC 「天候だろうかね」
20101130_0034.JPG
おじさんD「どちらからですか?」
わたし  「松江の方からです。どちらからですか?」
おじさんD「岡山から着ました。高速使って」
わたし  「おおー。紅葉を撮りにですか?」
おじさんD「そうそう」
わたし  「残念ですね、中途半端な色づきで」
おじさんD「毎年来ていてね。一番良い頃は燃えるような赤一色になるんだけどね」
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左の摩陀羅神社に行くと
黙々と撮っているおじさんEさん
20101130_0048.JPG
色付いている葉が少ないのは残念でしたが、充分に紅葉を楽しめました。
ある本の「はじめに」に北山修さんがこう書かれているのを思い出しました。
『目玉焼きはどう食べるのが一番おいしいか?』
みなさんはどんな食べ方を想像しますか。
正解は、醤油がいい、いやソースがいい、あれがいいこれがいいと『誰かと話しながら食べるのが一番おいしい』
そうです。
面識のない人とも気軽に話せる雰囲気が、実は鰐淵寺の紅葉の楽しみでもあったりします。

◆紺家から鰐淵寺までのルート

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海の彼方から全国の神々が訪れる神秘「神迎祭」

11月15日の神迎祭に行ってきました。
出雲に全国の八百万の神々が会議に訪れる神在月。
海の彼方から神霊が出雲大社の西にある稲佐の浜に訪れます。
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夜の七時。八百万の神々をお迎えする神事が始まります。4つの迎え火が炊かれ、海に向かって祝詞が唱えられます。その祭壇から海までの両脇を八の字に大勢の人が埋め尽くします。

神事が始まった瞬間、雨がやみ、ぽっかりと綺麗な月が現れ、大きな波が打ち寄せた時「今来られたんじゃない?」「龍が見えるか?」と口々につぶやきます。
なんて神秘的な神事なんでしょう。夜のなぎさに佇み、月に照らされた打ち寄せる白波を見ていると、大勢の神々が浜に辿り着き、目の前を通り過ぎているように思えてきます。
これから神々は場所を移動しながら縁結びや人世の諸々の出来事などを神議り(かむはかり)によって決めてゆきます。
11月15日から20日まで出雲大社、21日から25日まで佐太神社、それから26日に二組に分かれ一方は万九千神社、他方は多賀神社へ立ち寄られ、その後国々に還られるそうです。
わたくしごとですが、神迎祭に行ってから良い事が立て続けに起こっているのはなぜ?
紺家から稲佐の浜までのルート

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出雲流神楽の源泉。佐太神社「佐陀神能」

小雨がぱらつく9月24日の夜。佐太神社へ佐陀神能を鑑賞に行ってきました。
佐太神社は、松江市から鹿島町方面へ約8km北上した朝日山の山麓に鎮座する古くからある神社です。
どのくらい古いのでしょう。調べてみますと延喜式(えんぎしき)(927年)に「佐陀神社」と明記があり、出雲風土記(733年)には「佐太御子社」とあるようです。 733年というと…今から1277年前。気が遠くなる年月ですね。
なぜ佐太神社と佐陀神能の「さだ」の漢字が異なるのか不思議に思っていたところ、理由がなんとなくわかってきました。上記の通り、風土記の頃は佐太御子社→延喜式は佐陀神社→明治も佐陀神社→その後諸制度の改革があり「陀」の字が阿弥陀の陀に関係するので、風土記のころの太に改称したようです。この「佐陀神能」は延喜式からの名残なのでしょうね。
さてPM8:00に始まるということで、撮影の場所取りもあるだろうと早めのPM6:30に到着しましたところ、なんと既にいい場所は多くのカメラマンさんに埋め尽くされ、既に熱気が充満しておりました。なんとか列の端に三脚を立たせてもらいました。
しかし、神楽、能とは奥が深くなかなかわたしのような素人には理解が及びません。神事が始まる前に宮司さんから舞いの演目毎のシテ、ワキ、ツレ、トモなどの役の説明をいただきましたがなんのことやらチンプンカンプン…。
ただ主旨としては、佐陀神社内の各社に敷かれている御座(ござ)を年一回替える「御座替祭」に奉納する神楽で、能の方式を取り入れた出雲流神楽のルーツだそうです。日本全国に分布している出雲流神楽とは、記紀の神話を面を着けて演じる神楽のスタイルを指すそうです。
さて、そうしてる間にいよいよ神事が始まりました。
まずは神能以前からあったとされる最も古い舞いの「七座」から。この舞いは場や物を清め、勧請、つまり神が降臨し、神と遊ぶという舞いの順で行われます。
ほんとうはもっと長いんですが、雰囲気だけでも伝わると嬉しいです。
七座

次に、式三番。これは南北朝時代の猿楽能に起源を持つ舞いです。猿楽能とは、う?ん、わからないのでWikiりましょう。→猿楽能。なるほど、これまた深いですね。
式三番は神能の中で猿楽の根本として神聖視されているそうですが、わたくし個人的には一番楽しめる演目でした。あ、楽しむっていうのは不謹慎なのでしょうか。。失礼しました。
「あいや?、あんああ♪、あいやあんああ♪」というなにか気分が良い時に鼻歌で歌ってしまいようないい感じのフレーズが続きます。また筋がないもの意外と現代的でいいです。
式三番

そして神能の演目に入ります。ここからはストーリーのある物語。
まず佐太神社の縁起を語る大社(おおやしろ)。佐陀大社の秘密を探りに来た朝廷に仕える臣下が出会った老人に大社の縁起や神有月のことを聞いくと答えた後消えて行き、老人に姿を変えていた佐太大神はその後、龍神から龍蛇神を受け取り「八百万神の父母は我なり」と言ったという物語。
奏楽が雰囲気を盛り上げますね。
大社(おおやしろ)

次に日本武(やまとだけ)。日本武命と東夷(あずまえみし)の戦の物語です。日本武が倭姫命(やまとひめのみこと)から天叢雲剣(あめのむらくものけん)と燧石(ひうちいし)を授かり、それを使って東夷(あずまえみし)を滅ぼします。
この舞いの見所は、戦いのシーンで日本武命が天叢雲剣を使う際そのつば返し(?)。佐太神社独特の剣使いだそうです。確かに凄い勢いで剣が回ってます。久しぶりに見る純粋な活劇に静かに胸が躍ります。昔の人々はさぞかし興奮したことでしょう。
日本武(やまとだけ)

最後に八重垣です(間の八幡は省略)。おなじみのヤマタノオロチを退治するスサノオノミコトの物語です。
見所はヤマタノオロチの表現です。石見神楽ですと迫力の3D大蛇がぐるぐるうねうねと出てきますが、こちらのは元祖ヤマタノオロチは人型オロチ。その蛇のうねうねとした動きを足で表現するところがひじょうに面白くツボに入ってしまいました。
それと面に16個の目があるのは、頭が8つあるのを表現したものだそうです。8頭×2つ目=16個ですね。
人型でもヤマタノオロチの凶暴さ、力強さを感じます。不思議です。

こうして終わったのが午後11時すぎ。
初秋の風情ある大人の夜を楽しませていただきました。
あの暗闇の境内の中に浮かび上がる幻想的な舞殿は、もしかするとタイムカプセルのようなものかもしれません。
式三番と神能は慶長年間(1596-1615)に成立し、七座はそれらよりも古くからあったようです。
同じ舞いを、江戸、南北朝、鎌倉、平安の人々も同じく見て楽しんでいるのを想像すると、出雲の人々の好奇心旺盛で繊細で優雅な感覚をほんのちょっと共感できたような気がしています。
記紀、古文書、遺跡、遺物などのこの地に残る数多くの物や情報から昔の出雲人に思いを馳せるのはもちろん楽しいのですが、出雲神楽それも源流である佐陀神能をライブで鑑賞することは、よりダイレクトでエキサイティングに彼らを感じられる貴重な体験だと思いました。
ぜひみなさんもご覧ください。この神事は毎年9月24日と25日の2日間執り行われます。

紺家から佐太神社までのルートです。

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